ブログ

2026.04.08  犬のノミ・マダニ予防の新薬「ブラベクト」とは?1回の注射で12ヶ月続く新しい予防法

春が近づくと、ノミ・マダニ予防についてのご相談が増えてきます。

「毎月の投薬をつい忘れてしまう」
「飲み薬を嫌がってなかなかうまく飲ませられない」

このようなお悩みを感じている飼い主様も多いのではないでしょうか。

これまでのノミ・マダニ予防は「月に1回の投薬」を継続する方法が一般的でした。しかし最近では、1回の投与で長期間効果が続く新しい予防薬も登場しています。

今回は、年1回の投与で予防ができる新しい選択肢「ブラベクト(注射)」について、特徴やメリット、安全性の考え方などをご紹介します。


■目次
1.ノミ・マダニ予防の基本|なぜ通年で対策が必要?
2.新しい選択肢「ブラベクト」とは?1回で12ヶ月続く予防薬
3.安全性は大丈夫?新薬に対する不安への考え方
4.どんな子に向いている?生活スタイルに合わせた選び方
5.まとめ|「1年に1回」という新しい予防のかたち

ノミ・マダニ予防の基本|なぜ通年で対策が必要?

ノミやマダニは、春から秋にかけて特に活動が活発になります。

高砂・柴又周辺のように、公園や草むら、土手沿いのお散歩コースが多い環境では、知らないうちに接触してしまうことも少なくありません。そう聞くと「室内中心の生活だから大丈夫」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、人の衣類や持ち物を介して、室内に持ち込まれるケースもあります。

ノミ・マダニがついてしまうと、次のようなトラブルにつながることがあります。

かゆみや皮膚炎
感染症のリスク

さらに、見つけてから対処する場合には、すでに吸血されていたり、病気のリスクが生じていたりする可能性もあります。

そのため「ついてから対処する」のではなく「つかない状態を維持する」ことが大切とされています。この考え方が、ノミ・マダニ予防の基本です。

新しい選択肢「ブラベクト」とは?1回で12ヶ月続く予防薬

ブラベクトは、ノミやマダニを駆除・予防するための薬で、今回ご紹介するのは「注射タイプ」の製剤です。

最大の特徴は、1回の投与で約12ヶ月間効果が持続する点にあります。動物病院での1回の注射で予防が完了するため、ご家庭で毎月の投薬や滴下などを行う必要がありません。

従来の予防薬は「月1回の内服薬」や「月1回の滴下(スポット)薬」といった、継続して使うタイプが中心でした。

一方でブラベクトは、年1回の注射で長期間の予防が可能なため、特に次のようなケースでは、新しい選択肢のひとつになります。

毎月の投薬管理の手間を減らしたい
飲み薬や滴下薬が苦手な犬

「年1回でいい」という予防スタイルは、忙しい飼い主様にとっても続けやすく、予防の抜け漏れを防ぐという点でも大きなメリットがあります。

安全性は大丈夫?新薬に対する不安への考え方

新しい薬について「安全性は大丈夫なのかな?」と不安に感じる方もいらっしゃるかと思います。

ブラベクトは、すでに欧州で先行して使用されており、約2年間の使用実績があります。さらに、日本でも2026年3月に正式に認可された薬です。

もちろん、どのような薬であっても、副作用の可能性がゼロというわけではありません。

そのため、

現在の体調
これまでの病歴
生活環境

などを踏まえたうえで、その子に適した方法を選ぶことが重要になります。

アルファ動物病院ではブラベクトを導入していますが、すべての子に一律でおすすめすることはありません。生活スタイルや性格、体調を丁寧に確認しながら、ブラベクトが適しているか、従来の予防薬の方がよいかを一緒に考えていくことを大切にしています。

「新しい薬が気になるけれど少し不安」という段階でも、どうぞ遠慮なくご相談ください。

どんな子に向いている?生活スタイルに合わせた選び方

ブラベクト(注射タイプ)は、次のようなケースで特に検討しやすい選択肢です。

毎月の投薬が難しい(飲み薬や滴下薬を嫌がる)
忙しくて投薬の管理が負担になりやすい
年間を通して安定した予防を続けたい

一方で、従来の月1回タイプの予防薬が適している場合もあります。たとえば、次のようなケースが挙げられます。

体調の変化に応じて柔軟に調整したい
短期間ごとに見直しながら予防したい

大切なのは「どちらが良い・悪い」ではなく、その子の生活や状態、性格に合っているかどうかです。

まとめ|「1年に1回」という新しい予防のかたち

ブラベクトは、1回の投与で約12ヶ月間効果が続く、これまでとは異なる新しい予防の選択肢です。毎月の投薬が難しい場合や、予防をより続けやすくしたいと考えている飼い主様にとって、有力な選択肢のひとつとなります。

一方で、予防方法はその子の体調や生活環境によって適した形が異なります。アルファ動物病院では「どの方法が合っているのか分からない」という段階からのご相談もお受けしています。「新しい予防薬が気になる」「今の方法でいいのか確認したい」そんなときは、どうぞお気軽にご相談ください。

🔽この記事が参考になった方は、ぜひ⭐️ボタンで教えてください🔽
1つ星2つ星3つ星4つ星5つ星 (1 投票, 平均: 5.00 / 5)

■関連する記事はこちらから
SFTS(重症熱性血小板減少症候群)とは?春前に知っておきたい犬・猫のマダニ・ノミ予防
ノミ・マダニ・フィラリアの予防|なぜ予防が大切なの?獣医が解説

■当院は【予約優先制】です(※ご予約はこちらから

LINEの友だち追加はこちらから
LINE公式アカウントからもご予約が可能です。
当院からのお知らせや健康情報などもお届けしておりますので、ぜひご活用ください。

当院の診療案内はこちら
葛飾区高砂・柴又エリアにある【アルファ動物病院】
TEL:03-3609-6304

診療時間:10:00~12:00|15:00~19:00 ※受付18:30まで
休診日:日曜・祝日
住所:東京都葛飾区高砂8-30-12
駐車場:専用駐車場1台あり(病院の1階が駐車場です)
最寄駅:京成高砂駅(京成線)から徒歩5分
駅改札を出て、左の階段を下り、踏切のある道路を(バスが通っています)、踏切を背にしてまっすぐ歩きます。ひとつめの信号(角に伊勢屋さんというおにぎりやさんがあります)をとおりすぎたらすぐ、道路の左側にあります。1階が駐車場、2階が病院になっています。
京成金町線柴又駅からも徒歩10分です。