2024.08.07 ハムスターの小さな命を大切にする確かな診療
近年はハムスターを初めてのペットとしてお迎えする方が増えています。しかし、いざという時にハムスターを診てもらおうと駆け込める動物病院は少ないのが現状です。
ハムスターの寿命はわずか2年程度と非常に短いです。そのため、幸せに寿命をまっとうできるかどうかは、飼い主様の細やかな気遣いと病院の適切な診療技術にかかってきます。
当院は、飼い主様との対話を大切にしながら、最良の診療を提供するよう心がけております。
■目次
1.ハムスターに多い診療とは?
2.当院のハムスターの診療内容
3.飼育環境のアドバイスも行っています
ハムスターに多い診療とは?
ハムスターに多い症状や診療内容をご紹介します。
・脱毛
ハムスターのご相談で多いのが、脱毛です。脱毛の原因は、細菌性皮膚炎、真菌性皮膚炎、ニキビダニ感染症、内分泌性脱毛などさまざまです。
多くの場合、ケージ内の温湿度や栄養バランスなどの飼育環境が関連しているため、正しい治療と再発防止のためには適切な飼育方法を知ることも重要です。
・しこり
ハムスターは体にしこりができることも多く、特に皮膚にできる腫瘍(悪性腫瘍のことを「ガン」と呼ぶ)が多いです。
そのため、体のどこかにしこりを見つけたら、早めに動物病院を受診しましょう。
腫瘍は高齢になるほど発生頻度が高まりますが、寿命の短いハムスターの場合、まだまだ若いと思っていてもすでに「ガン年齢」になっていることがあります。
・ジャンガリアンハムスターは5カ月齢
・ゴールデンハムスターは8カ月齢
で、ガンになりやすい年齢になります。
・下痢
ハムスターは下痢をすることが多く、特に離乳したばかりの幼ハムスターの場合、命取りになることもあります。
原因の多くは細菌や寄生虫で、ストレスや栄養失調などが関連しています。
ハムスターの下痢は、薬での治療と同時に飼育環境の改善も必要で、完治に何カ月もかかることがあります。
当院のハムスターの診療内容
当院のハムスター診療内容をご紹介します。
・健康診断
体の小さなハムスターの命を守るためには、専門知識と技術を持つ獣医師による健康診断が大切です。飼い主様が毎日触れていても、口の中や頬袋の中まで確認するのは難しいでしょう。できれば1カ月~3カ月に1回程度の頻度で健康診断を受けることをおすすめします。
・各種検査(血液検査、レントゲン、超音波など)
ハムスターの採血には特別な技術と麻酔が必要なため、専門技術のある動物病院でないと行うことができません。
当院は必要に応じて血液検査も実施が可能です。また、レントゲン検査や超音波検査なども実施することができます。
・各種外科手術(腫瘍、外傷など)
ハムスターは皮膚にしこりができたり、同居している他のハムスターに咬まれて怪我をしたり、ケージの隙間に足を挟んで骨折するなどの理由で外科手術が必要になることも少なくありません。
犬や猫と比較すると麻酔リスクが高いため、一般的に外科手術が敬遠されがちですが、当院は経験豊富な獣医師による安全な外科手術を提供しております。
・歯科処置(前歯の切削)
ハムスターの前歯は一生伸び続けます。通常はエサを食べる際に削れていきますが、なんらかの原因で伸び過ぎてしまうことがあり、前歯を切る必要が出てきます。安全に前歯を切るためには、適切な器具と技術が必要です。
飼育環境のアドバイスも行っています
ハムスターの病気や怪我には、飼育環境が関わっていることが少なくありません。当院は、診療だけでなく飼育環境のアドバイスもさせていただいております。
飼い主様との対話を大切にし、わかりやすい説明を心がけておりますので、些細なことでも疑問や不安があればお気軽にご相談ください。
TEL:03-3609-6304
診療時間:10:00~12:00|15:00~19:00 ※受付18:30まで
休診日:日曜・祝日
住所:東京都葛飾区高砂8-30-12
駐車場:専用駐車場1台あり(病院の1階が駐車場です)
最寄駅:京成高砂駅(京成線)から徒歩5分
駅改札を出て、左の階段を下り、踏切のある道路を(バスが通っています)、踏切を背にしてまっすぐ歩きます。ひとつめの信号(角に伊勢屋さんというおにぎりやさんがあります)をとおりすぎたらすぐ、道路の左側にあります。1階が駐車場、2階が病院になっています。