2025.12.24 子犬の“初めての冬”を安心して過ごすために|健康管理と寒さ対策のポイント
初めて子犬を迎えた冬は「寒くないかな?」「体調を崩さないだろうか」と、これまで以上に気になることが増える時期です。子犬は成犬と比べて体の仕組みがまだ未熟なため、冬の寒さや環境の変化の影響を受けやすい傾向があります。
とはいえ、特別なことをしなければいけないわけではありません。冬ならではのポイントを押さえながら、日々の過ごし方や健康管理を少し意識してあげることで、子犬は安心して冬を乗り越えることができます。
今回は、子犬が“初めての冬”を穏やかに過ごすために知っておきたい寒さ対策と健康管理のポイントを、獣医師の視点から詳しくご紹介します。

■目次
1.子犬が冬に気をつけたい理由|寒さが健康に与える影響
2.子犬の冬の寒さ対策|室温・湿度・生活環境の整え方
3.冬のお散歩と防寒グッズ|外でも中でもできる対策
4.ご家庭でのケアに加えて大切なこと|冬こそ受けたいプロのチェック
5.まとめ
子犬が冬に気をつけたい理由|寒さが健康に与える影響
子犬は、体温を一定に保つ機能がまだ十分に発達していません。体が小さく、筋肉量も少ないため、成犬よりも冷えやすいのが特徴です。そのため、冬の寒さが続くと体に負担がかかりやすく、体調を崩すきっかけになることがあります。
<冬に起こりやすい不調>
寒さや乾燥の影響を受けることで、次のような不調が見られることがあります。
・消化機能が落ちることによる下痢
・冷たい空気や乾燥による咳、鼻水などの呼吸器症状
・体が冷えすぎることによる低体温
いずれも、子犬では重症化する前に気づいてあげることが大切です。
<ご家庭で気づける「寒いよ」のサイン>
子犬が寒さを感じているとき、次のような行動が見られることがあります。
・体を震わせる
・丸くなって動かなくなる
・普段より元気がなく、遊びたがらない
・暖かい場所から離れようとしない
こうした様子が続く場合は、室内環境や過ごし方を見直すサインと考えてよいでしょう。
子犬の冬の寒さ対策|室温・湿度・生活環境の整え方
冬の寒さ対策というと「暖房をつける」「毛布を用意する」といった点に目が向きがちですが、子犬にとって大切なのは、一日を通して無理なく快適に過ごせるかどうかです。特定の時間だけ暖かい、場所によって寒暖差が大きい、といった環境は、体への負担につながることがあります。
<室温と湿度は「一定」を意識する>
子犬が過ごしやすい室温の目安は20〜23℃前後、湿度は40〜60%程度です。
ただし、数字そのものよりも意識したいのは「急な変化をつくらないこと」。暖房が効いた部屋と寒い廊下を行き来したり、夜間に急に冷え込んだりすると、体温調節がうまくいかず、体調を崩しやすくなります。
冬は室温と湿度をできるだけ安定させ「ずっと同じ空気の中で過ごせる環境」を意識してあげましょう。
<子犬が安心して休める場所をつくる>
子犬は1日の大半を寝て過ごすことが多く、寒い時期は特に体を丸めてじっとしている時間が長くなります。そのため、休む場所が冷えやすい環境だと、知らないうちに体を冷やしてしまうことも少なくありません。
冬は、次のポイントを意識して寝床の環境を整えてあげましょう。
・冷たい床を避け、直接体が触れないようにする
・窓際や玄関など、冷気が入りやすい場所から少し離す
・ブランケットや防寒マットを使い、体温を保てるようにする
「ここにいれば安心して休める」と感じられる場所をつくることが、子犬の冬の体調管理を支える大切なポイントになります。
<暖房器具は“近づきすぎない”が基本>
暖房器具は冬の強い味方ですが、子犬にとっては思わぬ事故につながることもあります。ヒーターに近づきすぎてやけどをしたり、こたつの中で長時間過ごして体温調節がうまくできなくなったりするケースも少なくありません。
暖房は「部屋全体をやさしく暖める」使い方を基本にし、子犬が器具に直接触れなくて済む配置を心がけましょう。
冬のお散歩と防寒グッズ|外でも中でもできる対策
寒い季節でも、お散歩は子犬にとって大切な経験のひとつです。外の空気や音、においに触れることは、心身の成長や社会化にもつながります。ただし、冬のお散歩は、寒さから体を守りながら行うことが重要になります。
<冬のお散歩で意識したいポイント>
まずは、寒さによる負担をできるだけ減らす工夫を意識しましょう。
・早朝や夜など、特に冷え込む時間帯は避ける
・外に出る前に、室内で軽く体を動かして体を温める
・雨や雪、凍った路面では足裏のケガや冷えに注意する
・帰宅後は、足やお腹まわりを中心にタオルでしっかり乾かす
「短時間でも安全に、気持ちよく終わらせる」ことを意識するだけでも、冬のお散歩はぐっと安心なものになります。
<防寒グッズの上手な取り入れ方>
寒さ対策として、防寒グッズを取り入れるのもひとつの方法です。子犬の体や動きに負担がかからないかを意識しながら選びましょう。
・洋服
体にきちんとフィットし、歩いたり座ったりといった動作を妨げないかを確認してあげましょう。
・防寒ベッド・マット
体温を逃しにくく、汚れたときにお手入れしやすい素材を選ぶと、清潔な状態を保ちやすくなります。
・湯たんぽ
低温やけどを防ぐため、タオルなどで包み、直接体に触れない位置で使用しましょう。
・室内用の知育トイ
寒くて外出が難しい日に、運動や刺激を補う手段として役立ちます。
防寒グッズは、子犬の様子を見ながら、その子に合った形で取り入れていくことが大切です。
ご家庭でのケアに加えて大切なこと|冬こそ受けたいプロのチェック
ご家庭での寒さ対策や日々のケアは、子犬の冬の健康管理に欠かせないものです。一方で、成長期の子犬だからこそ、ご家庭だけでは気づきにくい変化もあります。
<冬は「元気そう」に見えても安心しきれない季節>
冬は寒さの影響で活動量が落ちやすく、子犬自身も静かに過ごす時間が増えがちです。そのため、以下のような点は「元気そう」「食べている」という様子だけでは判断しにくいことも少なくありません。
・体重の増え方は順調か
・栄養状態に偏りはないか
・皮膚や被毛の状態にトラブルはないか
・寄生虫や感染症のリスクはないか
・ワクチンのスケジュールが適切か
また、子犬は成長のスピードが早いため、わずかな体調の変化が短期間で大きな差につながることもあります。
<冬の健康チェックが「安心」につながる理由>
定期的な健康診断やワクチン接種は、病気を見つけたり防いだりするためだけのものではありません。「今の成長が順調か」「この子に合ったケアができているか」といった点を確認する、大切な機会でもあります。
アルファ動物病院では、
☑ 成長段階に合わせた健康チェック
☑ ワクチンや寄生虫対策の管理
☑ ご家庭での生活環境や寒さ対策に関する個別アドバイス
☑ 初めて子犬を迎えた飼い主様への継続的なサポート
を通して、子犬の成長と日常を見守っています。
ご家庭でのケアと、動物病院でのチェック。その両方を組み合わせていくことが、子犬の“初めての冬”を無理なく乗り越えるためのポイントになります。
まとめ
子犬にとって、冬は寒さや環境の変化に戸惑いやすい時期です。だからこそ、ご家庭でのケアに加えて、動物病院で定期的に体の状態を確認することが安心につながります。
アルファ動物病院では、子犬の成長段階や生活環境に合わせた健康チェックを行い、初めての冬を健やかに過ごせるようにサポートしています。
「この対応で合っているか不安」「少し気になる変化がある」と感じたときには、どうぞお早めにご相談ください。子犬の成長を、飼い主様と一緒に見守るホームドクターとして、丁寧にお手伝いしていきます。
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最寄駅:京成高砂駅(京成線)から徒歩5分
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